競馬ってやったことあります?
私は一度だけあります。

イメージってどんな感じですか?
「金儲け」「汚い」「おっさん」とかじゃなくて、スポーツとして見たときのイメージでお願いします。
もう私のイメージは競走馬 = 圧倒的スピード = かっこいい。
これに決まってました。
でもそれは、私があるレースを知らないから言えることでした。
ばんえい競馬
北海道は十勝に帯広競馬場はあります。
もちろんJRA(中央競馬)ではなく地方競馬です。
帯広競馬場、ただの競馬場ではありません。
普通の競馬場ではありません。
東京競馬場と全く違います。
コースを見ると一目で異質さに気づきます。
コースが異質
直線200m 幅1.8m
狭いし短い。
対して東京競馬場は全長3,400m 幅30mほど。
こんな距離、スタートダッシュで終わってしまいそうです。
「態勢完了…すたーとしまし…けっちゃくううううううう!!!!!」
…当然短いのには理由があるんです。
障害物
ただの直線ではありません。
2番4番に坂があり、5番には砂の障害物です。
とはいえ相手は競走馬、こんな坂では何も効果がありません。
「普通に障害物競馬ってあるし、やはり一瞬で終わってしまうのでは?」って感じですよね。
そり
意味がわかりませんが、ここの競馬ではそりを引きます。
さらにそりには人と重りが載っています。
総重量1tになるときもあるようです。
そうなんです。
このレースはサラブレッドの徒競走ではなく。
ゴリマッチョホースの筋肉フェスティバルなんです。
圧倒的マッチョ
1tのそりを引いてレースをするんですから、サラブレッドではだめですよね。
馬もそれなりの体型が必要で、平均体重は1000kgだとか。サラブレッド2頭分ですよ。
そのレース中の写真がこちら。
第48回 旭川記念(BG3)結果 | 【公式】ばんえい十勝
これかっこよくないですか?
漫画で見たことありますよ!
サラブレッドとはまた違ったかっこよさを持ってますよね。
レースも熱い
そり引いて山を登るんですから、止まらず進むのはヤバいですよね。
騎手もそこを考えて休憩させたりするみたいですね。
ゴール直前でスタミナ切れも十分あり得ますし、そこで大逆転もありえます。
下の動画は第48回旭川記念、重賞レースです。
見てください。アツイです。
スローペースですから簡単に目で追いかけられますね。もちろんいい意味で。
いろいろ頑張ってるみたい
公式サイトは結構こだわってますし、ネット配信にも積極的で頑張ってますよね。
3400mの興奮が200mに詰まったレース。
北海道なのにこの熱さ。
どうにか伝わって欲しいです。